フェレット(里親募集)

ふしぎちゃん(里親さん募集中)

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いたち(フェレット)

他動物とは何が違う?フェレットの保護活動とは?と、里親募集のお知らせ

今回はちょっと特殊な書き出しとなります。

というのは、前回の記事にありました『…みたいな書き出しから始まる記事が他にも何個かあるのですが、それらは全然、書き終わりそうもないので』の、この「何個か」のうちの1つに後から急いで(でもないけど)「こういう事なんです」を付け足す形で記事を仕上げようとしているからです。

ただの私の都合です。

「特殊な書き出しとなります」とか格好つけましたけど、本当は、「~なもんで読みづらかったら、すいません」ってだけですので、あまりお気になさらずよろしくお願いいたします。

まずは、いつもここをお読み頂いている皆様には耳タコ過ぎて申し訳ないのですが、改めておさらい。

  • フェレットは野生(外)にいません
  • フェレットに繫殖力はありません
  • フェレットのブリーディングをされている業者さんは日本に一ヶ所しかありません(2019年現在)

これが「日本におけるフェレットの基本的な事」です。

今ここで、「繫殖力はない」と言いましたが、厳密にいうとその限りではありません。

ですが、ペットショップでお迎えできるフェレットの実に9割強は不妊手術を済ませてから日本へ来てくれる子達であること、そして、それ以外の、日本国内で生まれた子達は「適齢期には不妊手術を必ず受けさせる」事を絶対のお約束としてお迎えされる子達であることから、「繫殖力はない」と言い切ってしまう事に何も問題はないのです。

※不妊手術を受けていないフェレットを「ノーマルフェレット」と呼びます。

参考:『ノーマルフェレットとは?

今日のお話からは少し内容がそれるので、このお話はいったんここまでとして…

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愛玩動物(野生動物ではない動物)たちの保護活動とは?

フェレット(里親募集)

うなちゃん(里親募集中)

例えば、犬や猫の「保護ボランティア」と言ったら、その対象は

  • 野犬
  • 外猫(野良猫)
  • センターに収容される犬猫

が主です。

外にいる子達に関しては「どこから来たのか」という事よりも、「これ以上その数が増えないように」果ては「その数を0にする」までを目標としていたりが活動主旨です。

そして、センターの収容動物については、その背景にある「ペット産業」についての事を活動主旨とされていたり、収容動物を引き出して、お世話をして、里親を探して、、って文字にすると、とてもあっさりと見えますが、そもそものその数が多すぎるんです。

だから、引き出しにも限界があったり(物理的な問題で救いきれない命があるのが現状)

その「お世話」が、下手をしたら専門家が必要となったりする「トレーニング」だったりして、その活動内容(主旨)は実にたくさんあります。

では、

保護を必要とするフェレットとは?

フェレット(里親募集)

なるとくん(里親募集中)

  • 外にはいないはずのフェレット
  • 不妊手術をまず考えなきゃいけないなんて事は無いのがフェレット
  • センターに収容される子の数が2桁になる事すらまず無いフェレット
  • お世話もワンちゃん達に必要なトレーニングなんて必要がないのがフェレット

保護を必要とするワンちゃんやニャンコスを例に考えたら、「保護しなきゃいけないフェレットなんてどこにいるの?」「フェレットの保護活動って何をするの?」って、これ、ワンコスボラさんやニャンコスボラさん達から真っ先に聞かれたりする「?」です。

もちろん中にはこちらの活動内容を知っているくせに、「その数」だけでマウンティングを仕掛けてきているだけの場合(いまだに「保護ボラ界隈」と呼ばれる場所ではくだらないマウント行為に一生懸命に励んでらっしゃる暇な方々もおられるのですよ)もありますが、そのほとんどが、「本当に分からないから」だったりするのです…

そんな時には、「少々長くなりますが」として、保護を必要とするフェレットがいる現実、私たちフェレットの保護活動者が何をしているかを、私は自分の気が済むまでお話するようにしています。

目指してるそこが違うだけで「目の前の命」は同じ「命」だから伝わる

保護ボラみたいな事には少しも携わっていないという一般の方には極論すぎる暴論に聞こえるかもしれませんが、実は「元栓を一度締めなければ」という考えの元で活動をされている活動者さんはたくさんいます。

「子犬」「子猫」の供給がそもそもの需要を上回っているのが実情であるにも関わらず、それでも「子犬」「子猫」の需要だけが過剰で、それを過ぎた子達は急にその命が軽視される傾向が現実問題としてずっと続いてきているわけですから、一度その元栓を締めて、今ある命の行き先を全てきちんとした未来へ繋げて、その後の事はそこからきちんと法律や条例その他の体制を万全に整えてから、また始めなければ、もうどうにもならないところまで来ている。

というのは、ものすごく自然な流れで、犬や猫の保護活動をされている方々たちなら、特にそれはそこへ至る『考え方』としてあるのです。

ただ、当ブログでも何度もお話していますが、その元栓の中にフェレットを入れられたら、フェレット愛好家の私としては非常に困ります。

だから、十把一絡げにした「生体販売を禁止しよう」という活動には賛同しないってお話はこちら

私の考え
フェレット
ペットショップでの生体販売を禁止させる活動に参加しない動物愛護活動者はアッチコッチから非難される。けどさ…ってお話し

毎年この季節になると悲しくなります。 「クリスマスセール」と銘打たれた子達。 「生体販売を禁止にする活動に協力してくれないか」という知人たちからの誘い。 私は動物愛護の活動に少しだけどずっと携わってき ...

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だから、まあ、「目指している先」が異なるわけですから、「そこ」までいってしまうともちろん合意はお互いに出来ないのですが、大体の犬ボラ猫ボラの方達は、その前の段階で「フェレットにはフェレットの事情があるのね」ってそれだけは理解してくれます。

はい、ここからがいよいよ本題

フェレットの保護活動とは

フェレット(里親募集)

ちゃちゃくん(里親募集中)

いたちのおうちはちょっと特殊な環境…というか、「そういう場所に使って欲しい」と草の根活動を長い間してきたので、“そういうちょっと特殊な”子をお引き受けしていた時期もありました。

ですが現在では動愛法の改正などによって、その存在理由もその必要も大分減ったのは嬉しい限りです。

詳細はこちら:いたちのおうちに来る子達『入手先(推測)のお話』等で。

もちろん、アレルギーになった、急な引っ越し等々で、「自分ではきちんとした里親探しが出来ない」場合に限り、個人様からのお引き受けもしています。

時々、里親募集サイトなどで声をかけまくっている「活動者」がいると聞きますが、私たちはそれを「保護活動」とは言いません。

それとこれとを一緒にされてはむしろ「困る」「迷惑だ」とさえ感じています。

里子は里子、その子は「保護っ子」ではありません

よっぽど慣れた人間が仲介しないとマズそうな募集案件に関しては、気づいた人間が「誰かいける?」と近場の活動者に回したりして、迅速な引き継ぎを試みたりはしますが、それは「保護活動」ではなく、私たちからしたら、あくまでも「里親さん探しのお手伝いをした」だけです。

どうしても里親さんがつかなさそうな子(高額な医療費がその後にかかる事が明らかな子や飼いづらいとされる癖を持つ子など)をお引き受けするに至る事はもちろんありますが、そういう場合でも、最初は里親さん探しのお手伝いから入ります。

最初から「どうしても決まらなかった時にはお任せくださいね」というスタンスから入る活動者ももちろんいますが、それは、気持ちに余裕を持って安心して里親さん探しに専念してもらえるようにという配慮からであって、何でもかんでも「うちで引き取るんで渡して下さい」というそれではありません。

※引き取ったその子を「保護っ子」とするかどうかは状況によってや、個人の考え方によって違います。

ただ、私たち保護活動者は引き取り屋ではありません。

きちんとした里親探しをされている所へ頼まれてもいないのに保護活動者だとわざわざ名乗りあれこれ手や口を出してる余裕も時間も私たちには無いのです。

私たちが扱うのは「保護しなければいけない子」であって、「普通の里子」ちゃん達ではありません。

保護しなければいけないフェレットとは?

ここまででお分かり頂けるかとは思いますが、私たち活動者が保護の対象としているフェレットは、当たり前ですが、途中で飼い主さんがいなくなってしまった子達です。

そのほとんどは遺棄とみられる子達ですが、中には、飼い主さんの急逝や上記で書いた「いた家の活動」にあるような、活動者が入らなければどうにも解決できない何かしらの事情や理由で、とにかく…

「飼い主さんがいない子」という事です。

だから、先ほどあげた、他動物の活動者さん達が理解を示してくれる「それだけ」の後に続く言葉は100%

要するに捨てる人がいなけりゃ良いだけの話って事ね」だったり、

買った人間がしっかり全員、終生飼養の義務を果たせば良いだけって事ね」です。

はい、そうです。

でも、その「だけ」では無いのが現状だから、私たちがいるのです。

具体的には何をしているのか

脱走や迷子の「捜索」を活動のメインとしている保護活動者もいます。

そういう子達の「一時預かり」をメインとしている活動者もいます。

もちろん、病気やその他の理由で里子には出せないと判断した子は活動者が自分の子として最後まで育てます。

私たちは「遺棄される子がでないように」を最終目標としているわけですから、それに繋がるようなお話しを聞けば、「それはダメです。止めて下さい。」と言いに行きます。

その先は大体がペットショップです。

私たちではどうにもならない時には、行政に動いてもらうしかないので、行政に動いてもらえるよう、必要なら法律家の元を訪ね、「後から「聞いてた話と違うから」と手放されてしまう子がでないように言葉には気を付けて欲しい」とそれを分かってもらえるようただそれだけのために半年でも一年でも時間をかけて下準備をして、何をして…ってやっています。

そんな仰々しい話ばかりではなく、こんな事もありました。

レポ
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ペットショップからお迎えする 「良いフェレットの選び方」を探していた私が得られた情報は 「病気の子を選ぶのは止めましょう」 そこで、 病気のフェレットが普通に売られているのかどうか リアルな知人(生体 ...

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もう一度、言います。

私たちは「遺棄されるフェレットがでないペット社会にしたい」を目指しています。

その上で、現状、保護を必要とする子がいるから、その子達を保護する「保護活動」をしています。

その現状として、今現在、新しい飼い主さんとの出会いを待っている子達がいますので、少しご紹介させて頂きますね。

里親さん募集中の子達

フェレット(里親募集)

ひかりちゃん(里親募集中)

今日の記事にモデルさんで登場してくれている

ふしぎちゃん、うなちゃん、なるとくん、ちゃちゃくん、ひかりちゃん

全ニョロが里親さん募集中の子達です。

他にも、療養中その他の事情で里親さん探しの段階にまだ入れない子達もいます。

詳細はこちら『もなかおばさん家のいたちっこ:里親募集とお願い』より、お願いいたします。

必ず幸せを掴んでもらいたいから
もちろん当たり前に条件はあります!!
飼育環境の確認も必要事項になります

関西近郊の方なら、トライアルも可。
決して先着順ではありません。

遠方の方でも、要相談

との事ですので、お問合せ等々は、必ず、記事をよくお読みになってからお願いします。

参考にしてね

活動者の本音
里親募集13の子
里親募集に応募して選ばれない人の特徴!「里親に決まりやすいポイント」って何?

これは保護活動をしている側からのお話しではありますが、あくまでも私個人の考えです。 今まで、経験してきた事の中からさせて頂く「私が思う」お話しですので、 「あそこの団体の基準は違う」とか 「私は違った ...

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皆みんな、一日も早く素敵なご縁と繋げてあげられますように…

健やかなニョロニョロ生活を☆彡

-いたち(フェレット)
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